山口二郎『いまを生きるための政治学』(岩波書店、2013年) 岩波現代全書 009 2013年8月20日刊行 四六判, 254頁 出版社ページ 目次 はじめに――「いま」をどうとらえるのか I 知る 第1章 政治とは何か 第2章 政治に参加するということ 第3章 人間の不完全性と民主政治 第4章 民主政治の理念とは何か II 動く 第5章 民主政治の基本的な原理と構成 第6章 政治はどのように展開されるのか 結び――民主主義は二一世紀に生き残れるか 文献一覧 読書・映画案内 あとがき 人名索引・事項索引
古賀光生「戦略、組織、動員(2)――右翼ポピュリスト政党の政策転換と党組織」 『国家学会雑誌』第126巻第7・8号、43-95頁 2013年8月発行 (1)、(3)、(4)、(5)、(6) 目次 第一章 分析枠組 第二節 集権的組織の構築――分析枠組の提示 第五項 事例選択 [44] (一)比較の組み合わせ [44] (二)極右的な傾向の抑制――ドイツとフランスの極右政党 [45] (三)新自由主義の撤回をめぐって――北欧の進歩党 [46] (四)民族主義政党の帰趨――VUとFPÖ [48] (五)例外としてのイタリア [50] 第二章 極右的傾向の抑制――ドイツとフランスの極右政党 [51] 第一節 ドイツにおける共和党の蹉跌 [57] 第一項 成立から組織化まで [57] (一)成立の過程 [57] (二)REPの台頭 [60] (三)党勢拡大期における組織化 [62] 第二項 政策転換の失敗 [65] (一)ドイツ統一とREP [65] (二)政策転換の挫折 [67] (三)党の組織構造と政策転換 [70] 第二節 フランスにおける極右の定着 [72] 第一項 党の成立と組織化 [72] (一)党の成立過程――戦後の極右運動からFNの創設へ [72] (二)政党システムへの参入 [74] (三)組織化の進展 [76] 第二項 党の政策移行 [80] (一)政治状況の変化 [80] (二)変化への対応を巡る論点 [82] (三)対立の焦点と党組織 [85]
将棋面貴巳『ヨーロッパ政治思想の誕生』(名古屋大学出版会、2013年) コメントを残す 2013年8月刊行 A5判, 324頁 出版社ページ 書評 石黒盛久・評(『社会思想史研究』第39号、2015年) 市原靖久・評(『法制史研究』64号、2015年) 受賞 第35回 サントリー学芸賞 目次 序章 第1章 12世紀人文主義と政治思想 1 ジョン・ソールズベリーとスコラ学的人文主義 2 ジョン・ソールズベリーの政治思想 第2章 教会法学と権力論の成長 1 中世教会法学と政治思想 2 教会内部の権力関係 3 聖俗両権に関する教会法学理論 第3章 アリストテレス政治学の衝撃 1 「アリストテレス革命」再検証 2 アリストテレス『政治学』の翻訳・受容の思想史的意義 第4章 教会権力論の発展 1 教会論における権力論 2 教会と世俗の権力論 第5章 政治共同体論の自立 1 ダンテ 2 マルシリウス・パドゥア 第6章 教会論の転回 1 ダンテとマルシリウスの教会論 2 ウィリアム・オッカム 第7章 危機の教会論 1 ジョン・ウィクリフ 2 公会議主義 3 「政治に関する学」の拡散 終章 ヨーロッパ政治思想の誕生 あとがき 注 参考文献 事項索引 人名索引