目次
- 第四章 民主主義論の展開 [3]
- 第一節 民主主義における人民の意志の同一性と同一化 [3]
- (一)議会主義論における民主主義理解――『政治神学』からの連続と断絶 [3]
- (二)議会主義論における民主主義的同一性概念 [8]
- (三)人民主権論解釈の変容――国家的統一との関係 [12]
- (四)民主主義と主権独裁――人民の意志の形成過程における民主主義の矛盾 [13]
- 第二節 民主主義における同質性 [26]
- (一)同質性概念――議会主義論第二版序文 [27]
- (二)「喝采」概念の重要性――議会主義論第二版序文 [33]
- 第三節 民主主義と政治的統一の関係――「政治的なものの概念」 [34]
- (一)政治的なものの定義――友と敵の区別 [34]
- (二)政治的統一としての国家観 [38]
- 第一節 民主主義における人民の意志の同一性と同一化 [3]
- 第五章 民主主義論の新たな展開(一九二七年) [44]
- 第一節 民主主義における人民と政務官の対立 [46]
- (一)民主主義と人民概念 [46]
- (二)古代ローマの直接民主主義における人民と政務官の対立 [49]
- (三)シュミットの民主主義論に対するモムゼン『古代ローマ国法』の影響 [54]
- 第二節 民主主義論における喝采概念 [59]
- (一)民主主義論における喝采概念に対する評価の転換 [59]
- (二)ボン大学時代のシュミットとペーターゾン [61]
- (三)ペーターゾン『ヘイス・テオス』における喝采概念 [62]
- (四)シュミット民主主義論にとっての喝采概念の意義 [65]
- 第三節 民主主義論の変容――指導者と人民 [67]
- (一)民主主義における指導者と人民 [67]
- (二)「人民の意志と同一化する」少数派による支配の可能性 [68]
- 第一節 民主主義における人民と政務官の対立 [46]