月別アーカイブ: 2020年7月

平井一臣『ベ平連とその時代――身ぶりとしての政治』(有志舎、2020年)

目次

  • プロローグ 
  • 第一章 ベ平連まで
  • 第二章 ベ平連発足
  • 第三章 「つなぎの運動」から「持続する運動」へ――初期ベ平連の運動
  • 第四章 地域からのベ平連
  • 第五章 脱走兵と七〇年安保
  • 第六章 フォークソングとハンパク――対抗文化運動としてのベ平連
  • 第七章 安保を過ぎて
  • エピローグ

ヘレナ・ ローゼンブラット『リベラリズム 失われた歴史と現在』(三牧聖子ほか訳、青土社、2020年)

  • 2020年7月22日刊行
  • A5判, 391頁
  • 原著: Helena Rosenblatt, The Lost History of Liberalism: From Ancient Rome to the Twenty-First Century (Princeton University Press, 2018)
  • 訳者: 三牧聖子/川上洋平/古田拓也/長野晃
  • 出版社ページ
  • 書評
    • 石川健治・評(『朝日新聞』2020年10月31日)

目次

  • 日本語版への序文
  • イントロダクション
  • 第一章 リベラルであるとはどんな意味か——キケロからラファイエットまで 
    • 共和主義という出発点——精神的・市民的な理念
    • 中世での再編成 キリスト教化されたリベラル
    • ルネサンスのリベラルアーツ
    • 贈与の政治
    • プロテスタントによる発展
    • アメリカ例外主義とリベラルの伝統
    • トマス・ホッブズとジョン・ロック——それぞれのリベラル
    • 啓蒙主義時代のリベラル
    • 啓蒙主義時代に起きた変化
    • 自由主義神学とリベラルなキリスト教
    • 政治的性質を帯びたリベラルさ
    • リベラルな勅許からリベラルな国制へ
    • アメリカ、世界でもっともリベラルな国
  • 第二章 フランス革命とリベラリズムの起源 一七八九― 一八三〇年 
    • バンジャマン・コンスタンとスタール夫人のリベラルな原理
    • ナポレオン登場
    • リベラルな党派とリベラリズムの誕生
    • 理論化されたリベラリズム
    • 反動に立ち向かうリベラリズム
    • リベラルな反乱主義
    • リベラルな経済的原理
    • リベラルな排除
  • 第三章 リベラリズム、デモクラシー、現れ始めた社会問題 一八三〇― 四八年 
    • リベラルな政府の保守化
    • デモクラシーについてのリベラルたちの見解
    • リベラルと反乱、再び
    • 「社会問題」に直面するリベラル
    • 自由放任とリベラリズム
    • 政府の数々の不可欠な役割
    • 植民地についてのリベラルの見解
    • リベラルの宗教との闘い
    • リベラルな宗教に対する社会主義者の批判
  • 第四章 「徳性」という問い
    • 一八四八年の瓦解
    • 社会主義に対するリベラル派の闘い
    • 退潮と反動
    • ピウス九世
    • 利己主義の問題
    • ブリテンの自由党の発展
    • 自由放任 対 教養
    • 家族の役割
    • 人類教(The Religion of Humanity)
  • 第五章 カエサリズムとリベラル・デモクラシー——ナポレオン三世、リンカン、グラッドストンおよびビスマルク 
    • ナポレオン三世とカエサリズム
    • エイブラハム・リンカンと彼の世界中のリベラル仲間
    • 自由共和党
    • グラッドストン、リベラルの偶像
    • ビスマルク、リベラリズムの墓掘人
  • 第六章 教育を世俗化するための闘い
    • フランスの何がうまくいっていないのか
    • リベラルな公立学校制度
    • 全米リベラル連盟、自由思想および自由恋愛
    • 教皇の逆襲
  • 第七章 二つのリベラリズム——新旧
    • 再想像される国家の役割
    • リベラル・ソーシャリズム
    • 道徳的な生活様式
    • リベラルな優生学
    • 一九世紀の終わりのフェミニズムとリベラリズム
  • 第八章 リベラリズムはアメリカ的信条となった
    • リベラルな帝国
    • アングロサクソン神話の人種化
    • アングロサクソンからアングロアメリカのリベラルな帝国へ
    • 政府介入の問題
  • エピローグ
  • 謝辞
  • 訳者解説——「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて
  • 訳者あとがき
  • 原著・日本語訳対応表
  • 索引

池本大輔/板橋拓己/川嶋周一/佐藤俊輔『EU政治論――国境を越えた統治のゆくえ』(有斐閣、2020年)

目次

  • 序章 EUの政治を学ぶ意義
  • 第1部 ヨーロッパ統合史
    • 第1章 ヨーロッパとは何か――欧州経済共同体設立までの歩み
    • 第2章 統合の停滞と再生――マーストリヒト条約までの歩み
    • 第3章 拡大と正統性の危機――ポスト冷戦期のEU
  • 第2部 EUの政治制度と政治過程
    • 第4章 EUの全体像
    • 第5章 EUの諸機構
    • 第6章 EUの政策過程
  • 第3部 EUの政策
    • 第7章 EUの経済政策
    • 第8章 EUの社会・移民政策――統合による境界の変容
    • 第9章 世界のなかのEU
    • 第10章 共通安全保障・防衛政策
  • 第4部 EUのガバナンス
    • 第11章 各国政治とEU
    • 第12章 デモクラシーと正統性