月別アーカイブ: 2019年2月

熊谷英人『フィヒテ――「二十二世紀」の共和国』(岩波書店、2019年)

目次

  • 序章
  • 第I部 「自由」への意志
    • はじめに
    • 第一章 思想家誕生
      • 第一節 若きフィヒテの悩み
      • 第二節 「有用性」に抗して
      • 第三節 「自由」をもとめて
    • 第二章 フランス革命論
      • 第一節 「真理」の政治哲学
      • 第二節 世襲貴族制批判――フィヒテとモンテスキュー
      • 第三節 イェナの魂
  • 第II部 イェナ期の秩序構想とその隘路
    • はじめに
    • 第三章 「法」と「道徳」のはざまで――イェナ期の秩序構想
      • 第一節 「代表制」と国家
      • 第二節 「監督官」
      • 第三節 媒介の論理
    • 第四章 媒介の模索
      • 第一節 知識学と「政治学」
      • 第二節 「歴史」の発見――『現代の根本特徴』
      • 第三節 人類史の試み
      • 第四節 戦時下のフィヒテ
  • 第III部 共和国の地平
    • はじめに
    • 第五章 「二十二世紀」の共和国(1)
      • 第一節 プラトンの影――教育国家構想
      • 第二節 学校という秩序――国民教育論
      • 第三節 共和国の宗教――政治宗教論
    • 第六章 「二十二世紀」の共和国(2)
      • 第一節 アカデメイアの夢――学識教育論
      • 第二節 マキアヴェッリとの対話――統治者論
      • 第三節 幻影の共和国――統治機構論
      • 第四節 「神権支配」
    • 第七章 「ドイツ国民」をつくる
      • 第一節 「利己心」の時代
      • 第二節 なぜ,「ドイツ」なのか
      • 第三節 「国民」と伝統
  • 終章――決戦,そして
  • あとがき
  • 参考文献
  • 略年譜
  • 人名索引

ウィリー・ジョウ/遠藤晶久『イデオロギーと日本政治――世代で異なる「保守」と「革新」』(新泉社、2019年)

イデオロギーと日本政治―世代で異なる「保守」と「革新」

  • 原著: Willy Jou and Masahisa Endo, Generational Gap in Japanese Politics: A Longitudinal Study of Political Attitudes and Behaviour (Palgrave Macmillan, 2016)
  • 著者自ら翻訳し、原著に4、6、8章を追加した増補版
  • 2019年2月21日刊行
  • A5判, 280頁
  • 出版社ページ

目次

  • 序章 はじめに [9]
    • 1節 流動化する日本政治 [10]
    • 2節 政党対立とイデオロギー [13]
    • 3節 本書の構成 [15]
  • 第1章 有権者におけるイデオロギーの変化 [25]
    • 1節 はじめに [26]
    • 2節 イデオロギーと政策次元 [28]
    • 3節 データ [34]
    • 4節 実証分析 [38]
    • 5節 結論 [44]
    • 補遺1・1 政策争点態度に関する質問項目一覧 [46]
  • 第2章 世代で捻れるイデオロギー対立 [47]
    • 1節 はじめに [48]
    • 2節 世代効果と加齢効果 [50]
    • 3節 日本のイデオロギー [54]
    • 4節 仮説とデータ [56]
    • 5節 実証分析 [59]
    • 6節 結論 [68]
  • 第3章 イデオロギーと投票行動 [71]
    • 1節 はじめに [72]
    • 2節 イデオロギーと投票選択 [74]
    • 3節 日本におけるイデオロギーと投票選択 [77]
    • 4節 仮説とデータ [79]
    • 5節 イデオロギー自己位置と投票選択 [82]
    • 6節 有権者―政党のイデオロギー近接性と投票選択 [87]
    • 7節 結論 [94]
  • 第4章 イデオロギーと政治参加 [99]
    • 1節 はじめに [100]
    • 2節 誰が参加するか [101]
    • 3節 日本における政治参加 [106]
    • 4節 データと変数 [108]
    • 5節 実証分析 [112]
    • 6節 結論 [125]
  • 第5章 イデオロギー・ラベルの比較 [129]
    • 1節 はじめに [130]
    • 2節 イデオロギー・ラベルの実験的検証 [131]
    • 3節 どのイデオロギー・ラベルが望ましいか [138]
    • 4節 政策争点態度とイデオロギー自己位置 [140]
    • 5節 政策争点とイデオロギー・ラベルの関係の世代間差異 [143]
    • 6節 結論 [149]
    • 補遺5・1 政策争点態度と価値観に関する質問項目一覧 [152]
  • 第6章 改革志向と保守・リベラルから見る政党対立 [157]
    • 1節 はじめに [158]
    • 2節 日本政治における改革志向 [159]
    • 3節 改革志向と保守・リベラルから見た政党対立認識 [162]
    • 4節 政治アクターへの評価との相関 [168]
    • 5節 政策争点態度との相関 [172]
    • 6節 結論 [176]
    • 補遺6・1 政策争点態度に関する質問項目一覧 [178]
  • 第7章 日本における極右支持 [179]
    • 1節 はじめに [180]
    • 2節 日本における極右政党 [181]
    • 3節 誰が極右を支持するか [183]
    • 4節 2014年東京都知事選挙における極右候補者の出現 [186]
    • 5節 実証分析 [188]
    • 6節 まとめ [201]
    • 7節 結論 [203]
    • 補遺7・1 政治的態度と価値観に関する質問項目一覧 [206]
  • 第8章 若者の保守化? [211]
    • 1節 はじめに [212]
    • 2節 右派比較 [215]
    • 3節 左派比較 [218]
    • 4節 若者の政党選択とイデオロギーの国際比較 [220]
    • 5節 安倍政権下の若者 [224]
    • 6節 結論 [229]
  • 第9章 おわりに――比較の中の日本のイデオロギー [231]
    • 1節 政治的変動のコンテクスト [232]
    • 2節 日伊比較 [234]
    • 3節 日本とイタリアの差はどう説明されるか [237]
    • 4節 結語 [238]
  • あとがき [242]
  • 注 [246]
  • 参考文献 [258]