- 岩波新書 新赤版1800
- 2019年10月18日刊行
- 新書判, 254頁
- 出版社ページ
目次
- はじめに
- 第1章 瀬戸際に立つ民主主義
- 1 戦後に民主主義が続いた理由
- 2 民主主義が変調をきたした理由
- 第2章 集中し暴走する権力
- 1 「決められる政治」追求の果て
- 2 政治家の過剰、官僚の忖度
- 3 劣化するリーダーシップ
- 4 失われた民主主義のガードレール
- 5 権力抑制のための統治機構改革
- 第3章 分裂し迷走する野党
- 1 よい野党への挑戦
- 2 野党再編の模索は続く
- 3 ポピュリズムをどう考えるか
- 第4章 民主主義の土台を崩した市場主義
- 1 なぜ人々は改革を待望したのか
- 2 「選択と集中」が行き着いた先
- 3 なぜ官僚主義と無責任がはびこるのか
- 第5章 個人の抑圧、崩れゆく自由
- 1 「いやな感じ」の正体
- 2 教育に広がる画一化
- 3 規制される報道、自粛するメディア
- 第6章 「戦後」はこのまま終わるのか
- 1 戦後合意の時代
- 2 安倍政治のめざすポスト戦後合意
- 3 三・一一後の根拠なき楽観
- 終章 民主主義を終わらせないために――五つの提案
- 読書案内
- あとがき