月別アーカイブ: 2020年12月

空井護『デモクラシーの整理法』(岩波書店、2020年)

目次

  • 序章 [1]
    • 一 本書の目的 [2]
    • 二 本書の構成 [8]
  • 第一章 収納――政府・政治・政治体制 [21]
    • 一 政府と政府的共同体 [22]
    • 二 政策と政治 [41]
    • 三 政治体制と政治体制型 [60]
  • 第二章 整理I――デモクラシーの組み立て [81]
    • 一 ふたつのデモクラシー [82]
    • 二 古典デモクラシー [86]
    • 三 現代デモクラシー [111]
    • 四 デモクラシーと自由の関係 [126]
  • 第三章 整理II――民主体制の整列 [141]
    • 一 序列の解消 [142]
    • 二 民主体制の使い分け [158]
    • 三 デフォルトとしての混合型民主体制 [190]
  • 終章 [199]
    • 一 デモクラティズムの諸相――整理法の整理のために [200]
    • 二 ふたたび本書の目的について――結語にかえて [227]
  • 引用・参照文献 [231]
  • あとがき [237]

田中拓道『リベラルとは何か――17世紀の自由主義から現代日本まで』(中央公論新社、2020年)

目次

  • はじめに [i]
  • 第1章 自由放任主義からリベラルへ [3]
    • 1 リベラルをどうとらえるか [3]
    • 2 近代の自由主義 [7]
    • 3 リベラルの登場 [14]
    • 4 リベラル・コンセンサス [25]
  • 第2章 新自由主義vs.文化的リベラル [35]
    • 1 1970年代の転換 [35]
    • 2 新自由主義の挑戦 [39]
    • 3 文化的リベラルの登場と限界 [52]
  • 第3章 グローバル化とワークフェア競争国家 [69]
    • 1 「新しい社会的リスク」と社会の二分化 [69]
    • 2 ワークフェア競争国家の定着 [82]
  • 第4章 現代リベラルの可能性 [91]
    • 1 ロールズによる思想的刷新 [92]
    • 2 担い手の変容 [108]
    • 3 現代リベラルの政策パッケージ [115]
  • 第5章 排外主義ポピュリズムの挑戦 [129]
    • 1 排外主義ポピュリズムの台頭と変容 [129]
    • 2 リベラルのジレンマ [136]
    • 3 リベラルは排外主義に対抗できるか [142]
  • 第6章 日本のリベラル――日本のリベラルをどうとらえるか [153]
    • 1 戦前・戦後の自由と自由主義 [156]
    • 2 リベラルの揺籃と保守回帰 [163]
    • 3 グローバル化とリベラルの挫折 [172]
  • 終章 リベラルのゆくえ [189]
  • おわりに [196]
  • 参考文献 [208]

権左武志『現代民主主義 思想と歴史』(講談社、2020年)

  • 講談社選書メチエ 740
  • 2020年12月11日刊行
  • 四六判, 296頁
  • 出版社ページ

目次

  • はじめに
  • 序章 民主主義のパラドクス
  • 第1章 近代民主主義とナショナリズムの誕生
    • 第1節 フランス革命とルソー、シィエスの思想
    • 第2節 ドイツ・ナショナリズムとフィヒテの思想
  • 第2章 自由主義者の民主主義批判とナショナリズムの発展
    • 第1節 民主主義革命とトクヴィル、ミルの思想
    • 第2節 ナショナリズムの統一運動と民族自決権の思想
  • 第3章 民主主義観の転換とナショナリズムの暴走
    • 第1節 第二帝政期ドイツとヴェーバーの思想
    • 第2節 ワイマール期ドイツとカール・シュミットの思想
    • 第3節 民族自決権の適用とその帰結
  • 第4章 民主主義の再検討とナショナリズムの封じ込め
    • 第1節 全体主義批判と民主主義論の再構築
    • 第2節 民族自決権の受容と回帰
  • 結び 冷戦終結後の民主主義とナショナリズム
  • あとがき

蒲島郁夫/境家史郎『政治参加論』(東京大学出版会、2020年)

目次

  • 序章 政治参加とは何か
    • 1 政治参加の定義
    • 2 政治参加の役割
    • 3 政治参加の形態
    • 4 政治参加の水準
    • 5 政治参加の要因
    • 6 本書の構成
  • 第I部 政治参加の理論
    • 第1章 民主主義と政治参加
      • 1 はじめに
      • 2 政治システムの理論
      • 3 エリート民主主義理論
      • 4 参加民主主義理論
      • 5 民主主義と政治的平等
    • 第2章 社会変動と政治参加
      • 1 はじめに
      • 2 近代化と政治参加
      • 3 政治秩序と政治参加
      • 4 経済的平等と政治参加
      • 5 悪循環の回避――戦後日本の経験
      • 6 ポスト工業化と政治参加
    • 第3章 政治制度と政治参加
      • 1 はじめに
      • 2 ダウンズ・モデルとその含意
      • 3 制度的文脈と投票率
      • 4 国際比較調査データを用いたマルチレベル分析
    • 第4章 誰が政治に参加するのか
      • 1 はじめに
      • 2 政治参加の3要因モデル
      • 3 政治参加者の社会的属性
      • 4 社会階層と政治参加
    • 第5章 参加格差のマクロレベル要因
      • 1 はじめに
      • 2 政治社会の亀裂構造と参加格差
      • 3 政治参加の制度的コストと参加格差
  • 第II部 実証――日本人の政治参加
    • 第6章 日本人の政治参加――比較の視座から
      • 1 はじめに
      • 2 政治参加の形態と水準
      • 3 投票参加者の社会的属性
      • 4 現代日本における政治的不平等
    • 第7章 戦後日本の参加格差構造
      • 1 はじめに
      • 2 政治参加の社会経済的平等性をめぐって
      • 3 日本型参加格差構造の形成
      • 4 「普通の国」へ
    • 第8章 日本型参加格差構造の崩壊
      • 1 はじめに
      • 2 構造変化のメカニズム
      • 3 政治社会の亀裂構造の変化
      • 4 参加の制度的コストの変化
  • 終章 政治参加論の展望
    • 1 戦後日本の発展と政治参加
    • 2 日本の長期停滞と政治参加