- 2019年3月22日刊行
- A5判, 256頁
- 出版社ページ
- 受賞
- 日本公共政策学会2020年度作品賞
目次
- 第1章 「マツリゴト」へのアプローチ
- 第1節 ケ・ケガレ・ハレについて
- 第2節 「マツリゴト」と「天皇制」
- 第3節 「政治と時間」研究――ことはじめ
- 第2章 日本政治の「時間構成」
- はじめに
- 第1節 五月連休と政治儀礼――国会日程とイデオロギー的綱引きを中心として
- 第2節 歴代首相の慰霊・追悼儀礼への出席と靖国参拝のパターン
- 第3節 首相の外国訪問の日程をめぐって
- 第4節 天皇の外国訪問・国内静養等日程が国会日程などに有意に連関したケース
- 第5節 通常国会の異例の召集日程をめぐって
- 第6節 中曽根首相の日程戦略――1986年を中心として
- 第3章 政権交代と首相儀礼――首相の就任儀礼を中心として
- はじめに
- 第1節 2009年・歴史的な「政権交代」に見る「首相儀礼」の展開
- 第2節 新首相の「就任儀礼」としての「伊勢神宮参拝」
- 第3節 首相・伊勢神宮参拝の様態の変遷(1945~2018)
- 第4章 平成期・象徴天皇制の始動と戦後50年の儀礼
- 第1節 新象徴天皇へのパフォーマンス
- 第2節 「平成」の新皇室と国際親善
- 第3節 象徴天皇と国民の新たな関係を――戦後50年“慰霊の旅”をめぐって
- 補論 天皇・皇太子の外国訪問の概況について
- 第5章 象徴天皇制の儀礼構造――関係儀礼に見るソフトパワーの動態
- はじめに
- 第1節 ソフトパワーの「象徴ネットワーク」の構築
- 第2節 皇居における「対面」と「共食」にみる儀礼秩序
- 第3節 三権関係者との関係儀礼
- 結びに代えて
- 資料