- 2020年1月刊行
- A5判, 264頁
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目次
- 序章 規範としての保護する責任
- 1 問題の所在
- 2 先行研究の検討と本書の目的
- 3 本書の意義と構成
- 第1章 規範の動態をめぐる国際政治
- 1 国際関係論における規範
- 2 規範の複合性と変化
- 3 規範の動態の説明枠組み
- 第2章 保護する責任はどのようにして誕生したのか
- 1 革命的な事件と社会通念の変化――規範的環境の醸成
- 2 規範起業家としてのICISSと規範的アイディアの作成
- 3 ICISS最終報告書の検討
- 第3章 保護する責任はなぜ国連で取り上げられるようになったのか
- 1 カナダ政府による説得活動とその失敗
- 2 国連改革をめぐる動きと国連事務総長の戦略
- 3 2005年世界サミット成果文書への文言挿入をめぐる交渉
- 第4章 保護する責任は国連においてどのように主流化してきたのか
- 1 保護する責任に対する加盟国の反発
- 2 国連総会テーマ別討論の開催と総会決議の採択
- 3 保護する責任の諸側面に関する事務総長報告と非公式相互対話
- 4 新たな総会決議の模索と総会公式討論
- 第5章 保護する責任はどのように実施されつつあるのか
- 1 保護する責任の三つの柱――国家の責任,国際支援,適時かつ断固とした対応
- 2 リビア危機への適用
- 3 シリア危機と国際社会の対応――保護する責任の実施可能な範囲
- 4 安保理決議と保護する責任
- 終章 国際政治のなかの保護する責任
- 1 理論的な発見と示唆
- 2 今後の課題と展望
- 参考文献
- インタビュー・リスト
- あとがき
- 事項索引
- 人名索引