タグ別アーカイブ: ベルギー

飯田文雄 (編) 『多文化主義の政治学』(法政大学出版局、2020年)

目次

  • 第I部 多文化主義の政治理論
    • 第1章 リベラルな多文化主義の形成と展開(飯田文雄)
    • 第2章 多文化主義とデモクラシー(早川誠)
  • 第II部 現代多文化主義の形成と展開
    • 第3章 アメリカの多文化主義と社会福祉政策(西山隆行)
    • 第4章 ベルギーの多文化政策と移民問題 (津田由美子)
    • 第5章 フランスにおけるムスリムの平等――カラー・ブラインドな「差別との闘い」と信教の自由の保障」(浪岡新太郎)
  • 第III部 現代多文化主義の拡大と進化
    • 第6章 オーストリアとドイツにおける国家とムスリム――社団的統合対リベラリズム(網谷龍介)
    • 第7章 ロシア多民族連邦制と「多文化主義」――帝国と民族自決のあとで(渋谷謙次郎)
    • 第8章 ボスニアにおける多民族主義と民族主義(月村太郎)
  • あとがき
  • 索引

高橋直樹/松尾秀哉/吉田徹 (編) 『現代政治のリーダーシップーー危機を生き抜いた8人の政治家』(岩波書店、2019年)

目次

  • 序 政治リーダーの質の低下とその解毒剤(高橋直樹)
  • 第1部 個性を発揮した政治リーダー
    • 第1章 ジョン・メージャーの矛盾――イデオロギー政治のなかのプラグマティスト(若松邦弘)
    • 第2章 ドイツ統一とコール――政治変動への対応による逆境の克服(安井宏樹)
    • 第3章 フェルホフスタットの政治的リーダーシップ――なぜ異質なリーダーが登場したのか(松尾秀哉)
    • 第4章 ヨーロッパの辺境から世界の中心に――アイルランド・ヴァラッカーの野心・個性・多様性の政治(小舘尚文)
  • 第2部 状況を生きる政治リーダー
    • 第5章 トニー・ブレア――稀代の政治家の盛衰(今井貴子)
    • 第6章 ミッテラン大統領とドイツ統一――「歴史と地理」からなるヨーロッパ
    • エリツィン大統領の機会主義――なぜロシアは「ショック療法」を実施したのか
    • メキシコ銀行総裁ロドリーゴ・ゴメス――中央銀行のソーシャル・キャピタル、一九五二‐一九七〇年
  • 危機の時代のリーダーシップ研究

水島治郎/君塚直隆 (編) 『現代世界の陛下たち――デモクラシーと王室・皇室』(ミネルヴァ書房、2018年)

現代世界の陛下たち:デモクラシーと王室・皇室

目次

  • はじめに
  • 序章 現代世界の王室(君塚直隆)
    • 1 現代世界の陛下たち
    • 2 20世紀に消えていった王室
    • 3 21世紀の王室の運命
  • 第1章 女王陛下とイギリス王室――地上最後の王様?(君塚直隆)
    • 1 千年の歴史をせおって
    • 2 ジョージ五世の遺訓
    • 3 リリベットの登場と帝国の再編
    • 4 21世紀のイギリス王室
  • 第2章 スペイン政治と王室――安定装置としての君主制(細田晴子)
    • 1 不安定な君主制
    • 2 不安定な共和制・君主制か、安定した独裁制か
    • 3 安定した独裁制と後継者——なぜフランコは君主制を選択したのか?
    • 4 民主化移行——フランコ体制の後継者からデモクラシーの国王へ
    • 5 21世紀のスペイン王室——カリスマ国王から大衆化した王室へ
  • 第3章 オランダにおける王室の展開――時代の流れに沿って(水島治郎)
    • 1 デモクラシーと共存する王制
    • 2 女王の世紀
    • 3 三人の「殿下」たち
    • 4 21世紀に生きる王室
  • 第4章 ベルギー国王とデモクラシーの紆余曲折――君主を戴く共和国(松尾秀哉)
    • 1 国王の「一時的な退位」!?
    • 2 ベルギーとは
    • 3 ベルギー政治と国王の紆余曲折
    • 4 転換点 クビになったレオポルド三世
    • 5 分裂危機の時代の国王
    • 6 最後に――テロの時代の国王
  • 第5章 「国の父」を亡くしたタイ――民衆の敬愛はいかに培われたか(櫻田智恵)
    • 1 「ラーマ九世の時代に生まれた」誇り
    • 2 「国王が政治の上にいる民主主義」?
    • 3 実は演出家? プーミポン国王のメディア戦略
    • 4 王位継承と政治的駆け引き
  • 第6章 デモクラシーと「国体」は両立するか?――戦後日本のデモクラシーと天皇制(原 武史)
    • 1 敗戦と昭和天皇
    • 2 昭和天皇と高松宮の憲法認識
    • 3 昭和天皇の退位問題
    • 4 秩父宮と皇太后節子
    • 5 デモクラシーと「国体」の両立
    • 6 「詔書」と「おことば」
    • 7 天皇は「人間」になり得るか――結びに代えて
  • 第7章 デモクラシーと君主制(宇野重規)
    • 1 生き残った君主制
    • 2 君主制とデモクラシーは矛盾するか――制度論的考察
    • 3 王・貴族・民衆の複雑な関係
    • 4 フランス革命の衝撃
    • 5 王室を飼いならす?――W・バジョットの王室論
    • 6 デモクラシーと君主制は両立するか
  • おわりに
  • 人名・事項索引
  • コラム
    • 1 王冠をかけた恋
    • 2ロイヤル・ウェディングの起源
    • 3 本家はどちら?
    • 4 多才な北欧の君主たち
    • 5 日蘭皇室・王室の絆——マキシマ妃は雅子妃の「ロールモデル」?
    • 6ロマノフの亡霊?
    • 7 帝国の幻影
    • 8 巨人の国の大きな王様
    • 9 タイの神器
    • 10 五年ごとの国王陛下?
    • 11 両陛下が「意思」を示すとき——戦没者慰霊と被災地見舞い
    • 12 王女プリンセスたちの活躍
    • 13 アラブ世界の王妃の新たなスタイル

古賀光生「戦略、組織、動員(4)――右翼ポピュリスト政党の政策転換と党組織」

  • 『国家学会雑誌』第126巻第11・12号、57-123頁
  • 2013年12月発行
  • 1)、(2)、(3)、(5)、(6

目次

  • 第四章 民族主義政党の帰趨――ベルギーとオーストリアの急進右翼 [58]
    • はじめに [58]
      • (一)事例の検討 [58]
      • (二)九〇年代におけるVUとFPÖの課題 [59]
    • 第一節 ベルギーにおける民族主義政党のディレンマ [62]
      • 第一項 党の成立から組織化まで [62]
        • (一)党の成立過程 [62]
        • (二)党の台頭とその背景 [64]
        • (三)党の組織化と路線対立 [65]
      • 第二項 変化への対応 [68]
        • (一)状況の変化 [68]
          • (イ)連邦制の導入と主要政党の変化 [68]
          • (ロ)VBの台頭 [70]
        • (二)対応をめぐる論点 [73]
        • (三)党内対立とその帰趨 [[76]
    • 第二節 オーストリア自由党の組織再編 [78]
      • 第一項 FPÖの成立と組織化 [79]
        • (一)党の成立と政党システムへの参入 [79]
        • (二)八〇年代におけるFPÖの組織構造と党内政治 [80]
          • (イ)党の組織構造 [80]
          • (ロ)八〇年代の党内政治 [81]
          • (ハ)ハイダーの党首就任過程 [82]
        • (三)党組織の再編 [84]
          • (イ)新たな動員手法の導入 [85]
          • (ロ)人事の刷新 [86]
          • (ハ)州組織への浸透 [88]
            • (a)党員の少ない州 [90]
            • (b)党員の多い州 [93]
      • 第二項 政策転換の過程 [96]
        • (一)政策転換の背景 [96]
        • (二)対応をめぐる論点 [98]
        • (三)党内対立の帰趨 [102]
    • 小括 [104]