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清水靖久『丸山真男と戦後民主主義』(北海道大学出版会、2019年)

目次

  • まえがき
  • 第一章 戦後民主主義は虚妄か
    • 一 戦後民主主義の「虚妄」
    • 二 守るも攻めるも戦後民主主義
    • 三 民主主義の逆説
    • 四 否定をくぐった肯定
  • 第二章 永久革命としての民主主義
    • 一 民主主義への懐疑
    • 二 人民主権の思想
    • 三 民主勢力の運動
    • 四 民主主義の永久革命
  • 第三章 アメリカの不可解さ
    • 一 境界に住むこと
    • 二 ビザ拒否と不適格免除
    • 三 アメリカは画一的か
    • 四 日本の方が画一的か
    • 五 海外亡命の途
    • 六 ビザ取消と制限
    • 結びに代えて
  • 第四章 他者を理解する知性
    • 一 マンハイムとヘーゲル
    • 二 他者理解と大学再建
    • 三 民主主義の未成熟
    • 四 知識人であること
  • 第五章 東大紛争と研究室封鎖
    • 一 東大紛争と丸山真男
    • 二 「ナチもしなかった」と言ったか
    • 三 ナチもしなかったのは事実か
    • 四 東大法学部研究室
    • 五 吉本隆明の批判
    • 六 批判の連鎖
  • 第六章 概念の解体とロマン主義
    • 一 安田講堂の鎮圧
    • 二 大学問題シンポジウム
    • 三 概念の解体
    • 四 ロマン主義
  • 第七章 授業再開と形式への固執
    • 一 講義は日常的な制度
    • 二 機動隊導入の責任
    • 三 人生は形式
    • 四 大学は暴力に弱い
    • 五 奇妙な光景
    • 六 形式を固執
    • 七 三重の迷雲
  • 第八章 戦後民主主義ナンセンス
    • 一 戦後民主主義への否定的言辞
    • 二 全共闘と自己否定
    • 三 東大教授であること
    • 四 試された知性
    • 結びに代えて
  • あとがき
  • 付録 丸山真男日録 一九六九年一 ─ 三月
  • 人名索引