- 2019年11月20日刊行
- A5判, 338頁
- 出版社ページ
目次
- まえがき
- 第一章 戦後民主主義は虚妄か
- 一 戦後民主主義の「虚妄」
- 二 守るも攻めるも戦後民主主義
- 三 民主主義の逆説
- 四 否定をくぐった肯定
- 第二章 永久革命としての民主主義
- 一 民主主義への懐疑
- 二 人民主権の思想
- 三 民主勢力の運動
- 四 民主主義の永久革命
- 第三章 アメリカの不可解さ
- 一 境界に住むこと
- 二 ビザ拒否と不適格免除
- 三 アメリカは画一的か
- 四 日本の方が画一的か
- 五 海外亡命の途
- 六 ビザ取消と制限
- 結びに代えて
- 第四章 他者を理解する知性
- 一 マンハイムとヘーゲル
- 二 他者理解と大学再建
- 三 民主主義の未成熟
- 四 知識人であること
- 第五章 東大紛争と研究室封鎖
- 一 東大紛争と丸山真男
- 二 「ナチもしなかった」と言ったか
- 三 ナチもしなかったのは事実か
- 四 東大法学部研究室
- 五 吉本隆明の批判
- 六 批判の連鎖
- 第六章 概念の解体とロマン主義
- 一 安田講堂の鎮圧
- 二 大学問題シンポジウム
- 三 概念の解体
- 四 ロマン主義
- 第七章 授業再開と形式への固執
- 一 講義は日常的な制度
- 二 機動隊導入の責任
- 三 人生は形式
- 四 大学は暴力に弱い
- 五 奇妙な光景
- 六 形式を固執
- 七 三重の迷雲
- 第八章 戦後民主主義ナンセンス
- 一 戦後民主主義への否定的言辞
- 二 全共闘と自己否定
- 三 東大教授であること
- 四 試された知性
- 結びに代えて
- あとがき
- 付録 丸山真男日録 一九六九年一 ─ 三月
- 人名索引