タグ別アーカイブ: 翻訳

ジュディス・バトラー『アセンブリ――行為遂行性・複数性・政治』(佐藤嘉幸/清水知子訳、青土社、2018年)

アセンブリ ―行為遂行性・複数性・政治―

目次

  • 序論 [6]
  • 第一章 ジェンダー・ポリティクスと現れの権利 [35]
  • 第二章 連携する諸身体と街頭の政治 [89]
  • 第三章 不安定な生と共生の倫理 [131]
  • 第四章 身体の可傷性、連帯の政治 [161]
  • 第五章 「私たち人民」――集会の自由に関する諸考察 [201]
  • 第六章 悪い生の中で良い生を送ることは可能か [251]
  • 謝辞 [285]
  • 原註 [288]
  • 初出一覧 [305]
  • 解説 アセンブリ、不安定性、行為遂行性(佐藤嘉幸) [306]
  • 人名索引

マーク・リラ『難破する精神――世界はなぜ反動化するのか』(会田弘継監訳、NTT出版、2017年)

難破する精神:世界はなぜ反動化するのか

目次

  • はじめに 難破する精神
  • I 反動の思想家たち
    • 1 フランツ・ローゼンツヴァイク――宗教を求める戦い
    • 2 エリック・フェーゲリン――内なる世界の終わり
    • 3 レオ・シュトラウス――アテネとシカゴ
  • II 反動思想の潮流
    • 4 ルターからウォルマートまで――「選択しなかった道」という誘惑
    • 5 毛沢東から聖パウロへ――あるフランス左翼の転向
  • III 反動の事件
    • 6 パリ、2015年1月――シャルリー・エブド襲撃事件の余白に
  • おわりに 騎士道精神とカリフ制――ドン・キホーテと政治的イスラーム
  • 解説(会田弘継)

ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』(岩波書店、2017年)

ポピュリズムとは何か

目次

  • 日本語版への序文(二〇一七年一月)
  • 序章 誰もがポピュリスト?
  • 第一章 ポピュリストが語ること
    • ポピュリズムを理解すること──袋小路
    • ポピュリズムのロジック
    • そもそもポピュリストは何を代表すると主張しているのか?
    • ポピュリスト・リーダーシップ
    • 再論──では、誰もがポピュリストではないのか?
  • 第二章  ポピュリストがすること、あるいは政権を握ったポピュリズム
    • ポピュリストによる三つの統治テクニックとその道徳的正当化
    • 政権を握ったポピュリズムは「非リベラルな民主主義」と同義なのか?
    • ポピュリストの憲法──語義矛盾?
    • 人民は「われら人民」と言えないのか?
  • 第三章 ポピュリズムへの対処法
    • ポピュリズムと破られた民主主義の約束
    • ポピュリズムに対する自由民主主義的な批判──三つの問題
    • 代表の危機? アメリカの情況
    • ポピュリズムとテクノクラシーの狭間のヨーロッパ
  • 結論 ポピュリズムについての七つのテーゼ
  • 謝辞
  • 訳者あとがき
  • 原注
  • 人名索引

ゲイリー・ガーツ/ジェイムズ・マホニー『社会科学のパラダイム論争――2つの文化の物語』(勁草書房、2015年)

社会科学のパラダイム論争: 2つの文化の物語

目次

  • 日本語版序文
  • 序文
  • 第1章 概論
    • 1. なぜ2つの文化なのか
    • 2. 2つの文化の特徴と比較
    • 3. 定性的研究の特徴とは何か
    • 4. 結論
  • 第2章 数学的序論:社会科学者のための論理学と集合論に関する解説
    • 1. 序論
    • 2. 自然言語と論理学
    • 3. 二値範疇における必要条件と十分条件
    • 4. ファジー集合における必要条件と十分条件
    • 5. 集計
    • 6. モデルとデータを突き合わせる
    • 7. 結論
    • 8. 推薦文献
  • 第Ⅰ部 因果モデルと因果推論
    • 第3章 結果の理由 対 原因の効果
      • 1. 序論
      • 2. 研究上の問いの種類
      • 3. 個別事例
      • 4. 結論:相互補完性と多重手法的研究
      • 5. 推薦文献
    • 第4章 因果モデル
      • 1. 序論
      • 2. 2つの因果モデル
      • 3. 集合論モデルと事例過程分析:その一例
      • 4. 因果関係の複雑さ
      • 5. 同一結果帰着性
      • 6. 結論
      • 7. 推薦文献
    • 第5章 非対称性
      • 1. 序論
      • 2. 対称性モデル 対 非対称性モデル
      • 3. 集合論モデルに基づく非対称的説明の具体例
      • 4. 結論
      • 5. 推薦文献
    • 第6章 ヒュームの因果論とその2つの定義
      • 1. 序論
      • 2. 定量的伝統
      • 3. 定性的伝統
      • 4. 結論
      • 5. 推薦文献
  • 第Ⅱ部 事例過程分析
    • 第7章 事例過程分析 対 事例比較分析
      • 1. 序論
      • 2. 単一事例研究/少数事例研究の事例過程分析 対 実験研究/統計的研究
      • 3. 因果過程観察 対 データセット観察
      • 4. 過程追跡による検証 対 統計分析における検定
      • 5. 結論
      • 6. 推薦文献
    • 第8章 因果メカニズムと過程追跡
      • 1. 序論
      • 2. メカニズムと因果推論
      • 3. 複数手法的研究における過程追跡 対 定性的研究における過程追跡
      • 4. 結論
      • 5. 推薦文献
    • 第9章 反実仮想
      • 1. 序論
      • 2. 因果推論の根本問題:対応の違い
      • 3. 反実仮想を構築する
      • 4. 結論
      • 5. 推薦文献
  • 第Ⅲ部 概念と測定
    • 第10章 概念:定義・指標・誤差
      • 1. 序論
      • 2. 定義的特徴 対 指標
      • 3. 誤差
      • 4. 結論
      • 5. 推薦文献
    • 第11章 意味と測定
      • 1. 序論
      • 2. 意味論的変形と集合のメンバーシップ関数
      • 3. 非重要変量の原則
      • 4. メンバーシップ関数と尺度水準
      • 5. 結論
      • 6. 推薦文献
    • 第12章 意味論・統計学・データの変形
      • 1. 序論
      • 2. 標準化 対 意味の保持
      • 3. 対数化 対 ファジー集合上の変形
      • 4. データの変形の原則的根拠
      • 5. 結論
      • 6. 推薦文献
    • 第13章 概念上の対義語と分類枠組み
      • 1. 序論
      • 2. 概念上の対義語に関する対称性アプローチ 対 非対称性アプローチ
      • 3. 重複的分類 対 排他的分類
      • 4. 意味論的分類と名義的分類
      • 5. 結論
      • 6. 推薦文献
  • 第Ⅳ部 研究設計と一般化
    • 第14章 事例選択と仮説検証
      • 1. 序論
      • 2. 従属変数に基づく選択
      • 3. 事例選択の戦略
      • 4. 結論
      • 5. 推薦文献
    • 第15章 一般化
      • 1. 序論
      • 2. 定性的一般化
      • 3. 集合論的一般化と四分表
      • 4. 統計モデル、完全予測変数、集合論的一般化
      • 5. 統制変数と完全予測変数
      • 6. 結論
      • 7. 推薦文献
    • 第16章 射程
      • 1. 序論
      • 2. 因果関係の錯綜性問題に対するモデル内対応
      • 3. 射程条件をなぜ設けるのか
      • 4. 射程と実証的検証
      • 5. 結論
      • 6. 推薦文献
  • 第17章 結論
    • 1. 文化の違いのまとめ
    • 2. 社会科学における方法論の多元主義
  • 巻末付録
  • 訳者解説
  • 参考文献
  • 事項索引
  • 人名索引