タグ別アーカイブ: 議会

大山礼子『政治を再建する、いくつかの方法――政治制度から考える』(日本経済新聞社、2018年)

政治を再建する、いくつかの方法 政治制度から考える

目次

  • 第1章 首相は大統領より強い?
  • 第2章 国会審議は無意味?
  • 第3章 無能な議員が多すぎる?
  • 第4章 選挙が政治をダメにする?
  • 第5章 権力をチェックするのは誰?

『都市問題』第109巻第5号(2018年5月号)

都市問題 2018年 05 月号 [雑誌]

目次

  • 特集1 : 地方政治と政党
    • 地方議会の選挙制度――都道府県議会選挙は比例代表制に(岩崎美紀子)
    • 誰がための選挙制度改革? ――「街灯の下で鍵を探す」議論にならないために(木寺元)
    • マルチレベルの政党組織――自民党の地方組織を中心に(笹部真理子)
    • 二元代表制の理念と現実(山本健太郎)
    • 首長選挙と政党政治――地方議会の選挙制度改革が首長選挙に与える影響(平野淳一)
    • 旧民主党と都道府県議会会派(辻陽)
    • 女性知事候補者は投票率をあげるか?(中條美和)
  • 特集2 : 人口減少社会の公共施設・インフラ
    • 公共施設・インフラの再編をめぐる背景と今後の焦点(瀬田史彦)
    • 総合管理計画から個別施設計画への展開(上森貞行)
    • 社会インフラのメンテナンスが抱える諸課題と今後の方向性――問題の本質はどこにあるのか?(家田仁)
    • 人口減少社会における公共施設の多機能・複合化(南学)
    • 自治体間連携と公共施設(中川雅之)
  • 書評
    • 早川和男著『「居住福祉資源」の思想』(田中暁子)

『法律時報』第1124号(2018年5月号)

法律時報 2018年 05 月号 [雑誌]

特集目次

  • 特集:議会制の現状と改革の方向性
    • 代議制民主主義と社会運動(山本英弘)
    • 国会運営の比較政治的特徴(川人貞史)
    • 参議院の存在意義(毛利透)
    • 少数派・反対派・野党会派――政府統制の主体に関する覚書(村西良太)
    • 解散権の制限――イギリスにおける実例から検討する(岩切大地)
    • グローバルな法形成への国会の関与(山田哲史)
    • 議会による執行府のコントロール――緊急事態による事例演習(糠塚康江)
    • 軍事・諜報に対する議会統制(植松健一)

       

       

 

岩井奉信/岩崎正洋 (編) 『日本政治とカウンター・デモクラシー』(勁草書房、2017年)

日本政治とカウンター・デモクラシー

目次

  • はしがき
  • 序章 現代日本における議会制民主主義の限界(岩井奉信)
    • 1.岐路に立つ議会制民主主義
    • 2.日本型議会の構図
    • 3.時間をめぐるかけ引き
    • 4.党議拘束と与党審査
    • 5.安倍政権と官邸主導
    • 6.今後の展望
  • 第1部 現代日本の政治過程
    • 第1章 原発をめぐる3.11以後の政治過程(松浦淳介)
      • 1.福島第一原発事故の発生とその政治的影響
      • 2.政治的環境と政策決定の「場」
      • 3.エネルギー基本計画の改定過程
      • 4.原子力規制組織の改編過程
      • 5.政権交代と原子力政策の継続性
    • 第2章 安保法制をめぐる政治過程(木下健)
      • 1.安保法制の国会審議
      • 2.立法過程とコミュニケーション戦略
      • 3.分析枠組み
      • 4.野党質疑の差異
      • 5.与党主導による決着
    • 第3章 沖縄基地問題をめぐる政治過程(杉浦功一)
      • 1.沖縄の米軍基地問題と民主主義
      • 2.沖縄基地問題をめぐる政治過程の見取り図
      • 3.沖縄の米軍基地問題の起源
      • 4.普天間飛行場移設問題の始まりと混迷
      • 5.21世紀初めの沖縄米軍基地問題の展開
      • 6.政権交代による「県外移設」の模索から「オール沖縄」へ
      • 7.沖縄の基地問題の政治過程の特色と民主主義への示唆
    • 第4章 憲法改正をめぐる政治過程(柳瀬昇)
      • 1.日本国憲法の制定と55年体制の確立
      • 2.55年体制下での展開と二つの憲法調査会
      • 3.国民投票法の制定と新世紀の憲法論議
      • 4.主な憲法改正の論点
      • 5.憲法改正問題の本質
  • 第2部 カウンター・デモクラシーの諸側面
    • 第5章 カウンター・デモクラシーの世界的潮流――代議制民主主義の補完か,民主主義そのものの危機か?(山本達也)
      • 1.カウンター・デモクラシーの世界的な広がり
      • 2.カウンター・デモクラシーにおけるソーシャルメディアの役割
      • 3.ポピュリズムの興隆を促す政治・経済状況
      • 4.民主主義の脱定着論と民主主義の不況論
      • 5.インターネットが民主主義に与える負の影響とその改善の試み
      • 6.カウンター・デモクラシーをめぐる今後の展望
    • 第6章 日本におけるカウンター・デモクラシーの展開(浅井直哉)
      • 1.カウンター・デモクラシーの広がり
      • 2.第一期:反原発デモの噴出
      • 3.第二期:反原発の抗議行動から原発再稼働反対の抗議行動へ
      • 4.第三期:特定秘密保護法から平和安全法制へ
      • 5.特異な集団としてのSEALDs
      • 6.カウンター・デモクラシーの共通点
    • 第7章 カウンター・デモクラシーの担い手(岡田陽介)
      • 1.カウンター・デモクラシーと政治参加
      • 2.カウンター・デモクラシーとフリー・ライド
      • 3.データの概要
      • 4.政治参加の手段と規定要因(有権者調査)
      • 5.大学生調査による分析
      • 6.カウンター・デモクラシーの傍観者と当事者
    • 第8章 カウンター・デモクラシーと主権者教育(松田憲忠)
      • 1.デモクラシーをめぐる二つのベクトル
      • 2.主権者教育の焦点
      • 3.カウンター・デモクラシーの含意
      • 4.主権者教育への期待
      • 5.カウンター・デモクラシーの行方
  • 終章 デモクラシーとカウンター・デモクラシーの間(岩崎正洋)
    • 1.民主主義の揺らぎ
    • 2.カウンター・デモクラシー論
    • 3.日本のカウンター・デモクラシー
    • 4.カウンター・デモクラシーの行方
  • 人名索引
  • 事項索引
  • 執筆者紹介

松浦淳介『分裂議会の政治学――参議院に対する閣法提出者の予測的対応』(木鐸社、2017年)

分裂議会の政治学―参議院に対する閣法提出者の予測的対応

目次

  • 第1章 問題の所在
    • 1 現代日本の統治ルールと参議院
    • 2 実証研究における方法論的課題
      • 2.1 分裂議会における閣法の国会審議
      • 2.2 閣法提出者の戦略的行動
    • 3 先行研究の検討
    • 4 本書の分析視角
    • 5 本書の構成
  • 第2章 分析枠組み
    • 1 分析の対象
      • 1.1 現行憲法下の分裂議会
      • 1.2 分裂議会の分類
      • 1.3 各分裂議会における国会政治
      • 1.4 分析対象期間
    • 2 理論的検討
      • 2.1 日本の立法過程と拒否点
      • 2.2 分裂議会における拒否点と拒否権プレイヤー
      • 2.3 本書の仮説
    • 3 本書の仮定
  • 第3章 分裂議会における閣法の選別
    • 1 閣法の類型化
    • 2 仮説とその検証方法
      • 2.1 本章の仮説
      • 2.2 閣法の分類方法
    • 3 分裂議会における重要法案の選別
    • 4 選別法案の立法的帰結
      • 4.1 法案別の国会審議結果
      • 4.2 衆議院の再可決権と優先重要法案
    • 5 本章の知見
  • 第4章 分裂議会における閣法の根回し
    • 1 閣法の立法過程における官僚の役割
    • 2 事例の選択
    • 3 仮説と分析手法
      • 3.1 本章の仮説
      • 3.2 操作化の方法
    • 4 仮説の検証
      • 4.1 根回しの対象者
      • 4.2 根回しの時期
    • 5 本章の知見
  • 補論 政権交代と官僚行動
    • 1 衆議院における多数派交代と官僚行動
    • 2 仮説と分析手法
    • 3 仮説の検証
    • 4 本論の知見
  • 第5章 分裂議会における閣法の国会提出
    • 1 国会提出法案の取捨選択
    • 2 理論的検討
      • 2.1 本章の仮説
      • 2.2 ゲームによる検討
    • 3 事前準備法案の国会提出
    • 4 特定秘密保護法案の立法過程
    • 5 本章の知見
  • 補論 一致議会からの継続法案の行方
  • 第6章 分裂議会における重要法案の成立過程
    • 1 民主党政権下における分裂議会の特質
    • 2 対象法案をめぐる与野党の戦略的行動
      • 2.1 社会保障・税一体改革関連法案の位置づけ
      • 2.2 原子力規制関連法案の位置づけ
      • 2.3 ゲームによる検討
    • 3 立法的帰結
      • 3.1 社会保障・税一体改革関連法案の帰結
      • 3.2 原子力規制関連法案の立法過程とその帰結
    • 4 本章の知見と含意
  • 補論 東日本大震災の発生と与野党関係
    • 1 本論の目的
    • 2 分析枠組み
      • 2.1 与野党の戦略的行動
      • 2.2 分析の対象
      • 2.3 作業仮説とデータ
    • 3 実証分析
    • 4 本論の知見
  • 第7章 本書の結論
    • 1 本書の知見
      • 1.1 得られた知見
      • 1.2 本書の含意
      • 1.3 本書の応用可能性
    • 2 残された課題
    • 3 分裂議会の評価
  • 参考資料
  • 参考文献
  • Summary
  • 索引