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上川龍之進『電力と政治――日本の原子力政策 全史』下巻(勁草書房、2018年)

電力と政治 下: 日本の原子力政策 全史

目次

  • 第7章 野田内閣における原発ゼロへの挑戦と挫折
    • 1 野田内閣の発足
    • 2 東電へのデュー・ディリジェンスと原子力損害賠償支援機構の発足
    • 3 東電実質国有化をめぐる争い
    • 4 電力システム改革と核燃料サイクルをめぐる政治闘争
    • 5 大飯原発再稼働
    • 6 民意の奔流
    • 7 革新的エネルギー・環境戦略の策定
    • 8 民主党政権下での電力・エネルギー政策の分析
  • 第8章 安倍内閣と原子力規制委員会――原発回帰の限界
    • 1 「原発ゼロ」の見直し
    • 2 原子力規制委員会の設置
    • 3 原子力規制委員会の新規制基準
    • 4 汚染水問題と東電への追加支援策
    • 5 小泉純一郎の原発即時ゼロ宣言とエネルギー基本計画の策定
    • 6 原子力規制委員会の委員交代
    • 7 原子力規制委員会と電力会社の対立
    • 8 虚構の避難計画
    • 9 エネルギーミックス
  • 第9章 原発再稼働と電力自由化の矛盾
    • 1 老朽原発の廃炉と原発再稼働
    • 2 原発再稼働の進展と司法の覚醒
    • 3 電力システム改革の進展
    • 4 電力自由化と原発
  • 第10章 終わらない東電問題と核燃料サイクル問題
    • 1 もんじゅ廃炉と核燃料サイクル事業の継続
    • 2 原発再稼働と地方自治体
    • 3 三度目の東電支援策と賠償費用のつけ回し
    • 4 民進党の迷走
    • 5 第二次・第三次安倍内閣下の電力・エネルギー政策の分析
  • 終章 時間のなかの電力・エネルギー政策
    • 1 経路依存
    • 2 タイミングと配列
    • 3 長期的過程
    • 4 政策・制度変化
  • あとがき
  • 参考文献一覧
  • 人名索引
  • 事項索引

上川龍之進『電力と政治――日本の原子力政策 全史』上巻(勁草書房、2018年)

電力と政治 上: 日本の原子力政策 全史

目次

  • はしがき
  • 第1章 原発導入――政官業の思惑と対立の構図
    • 1 九電力体制の成立
    • 2 原子力予算の成立
    • 3 原子力平和利用キャンペーン
    • 4 原子力導入に向けた政界・産業界の動向
    • 5 原発をめぐる電力会社と通産省の主導権争い
    • 6 科学技術庁の四大プロジェクト
  • 第2章 活発化する反原発運動と暗躍する原子力ムラ
    • 1 原子力船「むつ」放射線漏れ事故と原子力安全委員会の設置
    • 2 反原発運動の活発化と通産省・電力会社の協調路線の確立
    • 3 核燃料再処理事業をめぐる電力会社と科学技術庁の対立
    • 4 核不拡散問題と日米原子力協定の改定
    • 5 核燃料サイクル基地の建設
    • 6 反原発運動と労働運動の分裂
    • 7 チェルノブイリ原発事故の衝撃
  • 第3章 原子力冬の時代――東京電力と経済産業省の一〇年戦争
    • 1 原発拡大路線の行き詰まり
    • 2 一九九〇年代以降の四大プロジェクト
    • 3 原子力行政の失敗と科技庁の解体
    • 4 電力自由化をめぐる電力会社と経産省の戦い
    • 5 核燃料サイクルをめぐる対立
    • 6 東電と電力族の結託
  • 第4章 原子力ルネサンスの到来――暴走する原子力ムラ
    • 1 原子力ルネサンスと原発輸出の促進
    • 2 佐藤栄佐久・福島県知事とプルサーマル計画
    • 3 関電美浜原発三号機事故と新潟県中越沖地震
    • 4 福島原発事故以前の民主党の電力・エネルギー政策
    • 5 無視された警告
  • 第5章 東京電力の政治権力・経済権力
    • 1 経済界における東電の権力
    • 2 行政機関に対する東電の権力
    • 3 自民党との関係
    • 4 学界に対する東電の権力
    • 5 労働組合を通じた東電の権力
    • 6 立地自治体における影響力関係
    • 7 反原発団体・市民運動に対する東電の政治権力
    • 8 司法をめぐる影響力関係
    • 9 マスメディアに対する電力業界の権力
    • 10 世論対策
    • 11 東電の権力の源泉
  • 第6章 菅直人と原子力ムラの政治闘争――脱原発をめぐるせめぎ合い
    • 1 東電への緊急融資
    • 2 東電支援スキームの策定
    • 3 菅直人首相の脱原発路線への転換
    • 4 菅降ろし
    • 5 玄海原発再稼働をめぐる争い
    • 6 「脱原発宣言」と菅の退陣
  • 参考文献一覧
  • 人名索引
  • 事項索引

竹中治堅 (編) 『二つの政権交代――政策は変わったのか』(勁草書房、2017年)

二つの政権交代: 政策は変わったのか

目次

  • 序章 政権交代は何を変えたのか(竹中治堅)
    • 1 はじめに──本書の目的
    • 2 どのように時期を区分するか
    • 3 政策形成過程で注目する点
    • 4 八事例を選択した理由
    • 5 おわりに──各章への導入として
  • 第1章 農業政策──政権交代がもたらす非連続的な米政策(濱本真輔)
    • 1 はじめに
    • 2 米政策の政策手段
    • 3 政権交代の可能性に揺れた米政策
    • 4 民主党政権下の非連続的な過程と政策
    • 5 決定過程の集権化と構造政策の加速
    • 6 おわりに
  • 第2章 電力システム改革──電力自由化をめぐる政治過程(上川龍之進)
    • 1 はじめに
    • 2 自民党・公明党政権下での電力自由化の停滞
    • 3 民主党政権下での電力システム改革論議の進展
    • 4 第二次・第三次安倍内閣での電力システム改革の進展
    • 5 おわりに
  • 第3章 コーポレート・ガバナンス改革──会社法改正とコーポレート・ガバナンス・コードの導入(竹中治堅)
    • 1 はじめに
    • 2 コーポレート・ガバナンスの定義と注目を集めるようになった経緯
    • 3 一九九〇年代から第一次自民党・公明党政権まで
    • 4 民主党政権
    • 5 第二次自民党・公明党政権
    • 6 おわりに
  • 第4章 子育て支援政策(砂原庸介)
    • 1 はじめに
    • 2 第一次自公政権期における子育て支援の位置づけ
    • 3 民主党政権による改革
    • 4 第二次・第三次安倍政権
    • 5 おわりに
  • 第5章 消費税増税──社会保障との一体改革(木寺元)
    • 1 はじめに
    • 2 租税政策のアリーナ
    • 3 第一次自公政権
    • 4 民主党政権
    • 5 第二次自公政権
    • 6 おわりに──継続と変容
  • 第6章 対外政策──安全保障重視のアジア外交へ(佐橋亮)
    • 1 はじめに
    • 2 地域環境の悪化
    • 3 第一次自公政権末期──アジア外交の強化
    • 4 民主党政権における対外政策──「同盟の論理」の再浸透
    • 5 第二次・第三次安倍政権──日米同盟とアジア外交の融解
    • 6 おわりに
  • 第7章 防衛大綱改定(細谷雄一)
    • 1 はじめに
    • 2 防衛大綱とは何か
    • 3 民主党政権下の防衛大綱策定
    • 4 安倍政権下の防衛大綱策定
    • 5 おわりに
  • 第8章 憲法解釈の変更──法制執務の転換(牧原出)
    • 1 はじめに
    • 2 法制執務の守備範囲
    • 3 一九五五年体制下の法制執務と湾岸戦争
    • 4 民主党政権と法制執務
    • 5 第二次安倍晋三政権と安保法制
    • 6 おわりに
  • 結章 安倍政権と民主党政権の継続性(竹中治堅)
    • 1 はじめに
    • 2 政権交代が政策に及ぼした影響
    • 3 政策決定過程の「集権化」
    • 4 二〇〇九年の政権交代の意義
    • 5 結論