月別アーカイブ: 2020年6月

蔭山宏『カール・シュミット――ナチスと例外状況の政治学』(中央公論新社、2020年)

目次

  • まえがき――尊敬すべき敵の「魅力」 [i]
  • 序章 シュミットの生涯 [3]
  • 第1章 政治学の基礎概念としての「例外」と「政治的なもの」――『政治神学』『政治的なものの概念』 [17]
  • 第2章 近代的市民の批判――『現代議会主義の精神史的地位』『政治的ロマン主義』 [57]
  • 第3章 ワイマール共和国の崩壊とナチス体制の成立――『独裁』『憲法論』『合法性と正統性』 [105]
  • 第4章 ナチス時代の栄光と失墜――『国家・運動・民族』から『陸と海と』へ [153]
  • 第5章 第二次大戦後における隠遁と復権 [195]
  • 終章 シュミットの思想と学問 [241]
  • あとがき [257]
  • シュミット文献目録 [270]

飯田文雄 (編) 『多文化主義の政治学』(法政大学出版局、2020年)

目次

  • 第I部 多文化主義の政治理論
    • 第1章 リベラルな多文化主義の形成と展開(飯田文雄)
    • 第2章 多文化主義とデモクラシー(早川誠)
  • 第II部 現代多文化主義の形成と展開
    • 第3章 アメリカの多文化主義と社会福祉政策(西山隆行)
    • 第4章 ベルギーの多文化政策と移民問題 (津田由美子)
    • 第5章 フランスにおけるムスリムの平等――カラー・ブラインドな「差別との闘い」と信教の自由の保障」(浪岡新太郎)
  • 第III部 現代多文化主義の拡大と進化
    • 第6章 オーストリアとドイツにおける国家とムスリム――社団的統合対リベラリズム(網谷龍介)
    • 第7章 ロシア多民族連邦制と「多文化主義」――帝国と民族自決のあとで(渋谷謙次郎)
    • 第8章 ボスニアにおける多民族主義と民族主義(月村太郎)
  • あとがき
  • 索引