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日本比較政治学会 (編) 『日本比較政治学会年報 16 体制転換/非転換の比較政治』(ミネルヴァ書房、2014年)

 

 

目次

  • 遠藤貢「はじめに――体制の転換と非転換を考える」
  • 宇山智彦「権威主義体制論の新展開に向けて――旧ソ連地域研究からの視角」
  • 高橋百合子「ラテンアメリカにおける民主化と選挙管理機関」
  • 浜中新吾「中東諸国の体制転換/非転換の論理」
  • 今井真士「権威主義体制下の単一政党優位と体制転換――競合性の制度化の効果」
  • 平田武「ハンガリーにおけるデモクラシーのバックスライディング」
  • 藤嶋亮「南東欧諸国における寡頭的議会制からの移行――ルーマニアとブルガリアの比較から」
  • 外山文子「タイにおける体制変動――憲法、司法、クーデタに焦点をあてて」
  • 中西嘉宏「軍と政治的自由化――ミャンマーにおける軍事政権の「終焉」をめぐって」
  • 増原綾子/鈴木絢女「二つのレフォルマシ――インドネシアとマレーシアにおける民主化運動と体制の転換・非転換」

日本比較政治学会 第17回(2014年度)研究大会 2日目

 

要領

  • 日時:2014年6月29日(日)
  • 会場:東京大学 本郷キャンパス
  • 受付:9:00-
  • 公式情報はこちらからご確認下さい.

 

プログラム

 

10:00-12:00 共通論題 「政党政治とデモクラシーの現在」

 

  • 司会:網谷龍介(津田塾大学)
  • 報告:
    • 岡山裕(慶應義塾大学)「政党のイデオロギー的二極化がアメリカの政治的代表に持つ意義」
    • 砂原庸介(大阪大学)「日本における制度改革と政党システムの制度化――一党優位政党制からの移行?」
    • 中田瑞穂(明治学院大学)「ヨーロッパにおける政党と政党競合構造の変容――デモクラシーにおける政党の役割の終焉?」
  • 討論:岩崎正洋(日本大学)

 

14:00-16:00

 

  • 分科会D 「司法を政治分析に取り戻す」
    • 司会:浅羽祐樹(新潟県立大学)
    • 報告:
      • 西川伸一(明治大学)「コンマ3官庁は「闘う司法」に脱皮できるか」
      • 川村晃一(アジア経済研究所)「東南アジアにおける司法の比較政治学」
      • 粕谷祐子(慶應義塾大学)「一票の格差と司法府の役割――多国間比較・アメリカ・マレーシア」
    • 討論:
      • 間寧(アジア経済研究所)
      • 大西裕(神戸大学)

 

  • 分科会E 「定性的・多重的手法による比較研究の試み」
    • 司会:待鳥聡史(京都大学)
    • 報告:
      • 豊田伸(早稲田大学)「観察データに基づく因果効果推論は可能か――歴史アプローチの有用性について」
      • 佐々木優(ワシントン大学大学院)「マルチ方法論に基づく定性的方法論と因果推論――欧州ナショナリズムを例として」
      • 飯田連太郎(東京大学)「アメリカにおける州レベルの政党再編成――マルチレベルモデルを用いた分析」
    • 討論:飯田健(同志社大学)

 

  • 自由企画5 「ナショナリズムと境界線をめぐる比較政治学」
    • 司会・討論:国分良成(防衛大学校)
    • 挨拶:河田潤一(神戸学院大学)
    • 問題提起:国分良成「今なぜグローバル化の中、ナショナリズム・民主化・境界線か?」
    • 報告:
      • 杉田敦(法政大学)「日本におけるナショナリズム・民主主義・境界線」
      • 羽場久美子(青山学院大学)「EUにおけるナショナリズム・民主主義・境界線」
      • 木宮正史(東京大学)「韓国ナショナリズムの原型とその変容――反外勢・統一から歴史・領土まで」
    • 討論:恒川恵市(政策大学院大学)

 

  • 自由企画6 「21世紀における福祉国家再編の方向性と労働・ジェンダー・若者をめぐる政治――日本、イタリア、イギリスの比較」
    • 司会:伊藤武(専修大学)
    • 報告:
      • 辻由希(京都大学)「労働市場におけるジェンダー秩序再編の政治」
      • 本田亜紗子(早稲田大学大学院)「イタリア・ブローディ政権による労働市場政策――党派性とEUから見た福祉改革の分岐」
      • 濱田江里子(上智大学大学院)「若年就労支援政策における『支援』のあり方をめぐる政治――日本とイギリスの比較から」
    • 討論:
      • 近藤康史(筑波大学)
      • 水島治郎(千葉大学)

 

  • 自由論題5 「ヨーロッパの政党政治」
    • 司会・討論:高安健将(成蹊大学)
    • 報告:
      • 作内由子(千葉大学)「戦間期オランダの議院内閣制――議会外内閣の機能と限界」
      • 高崎明(城西大学)「ハンス・ダールダーの政党研究:その特徴とヨーロッパにおける政党研究発展への貢献」
      • 渡辺容一郎(日本大学)「イギリス労働党のワンネーション・レーバーについて」
    • 討論:成廣孝(岡山大学)

 

  • 自由論題6 「非民主的体制における政治的ダイナミクス」
    • 司会:増原綾子(亜細亜大学)
    • 報告:
      • 溝口修平(東京大学)「競争的権威主義体制における支配政党の成立要因――ロシアとウクライナの比較から」
      • 李昊(東京大学大学院)「中国:権威主義体制への転換――八二年体制の成立」
    • 討論:
      • 永綱憲悟(亜細亜大学)
      • 加茂具樹(慶應義塾大学)

日本比較政治学会 第17回(2014年度)研究大会 1日目

 

要領

  • 日時:2014年6月28日(土)
  • 会場:東京大学 本郷キャンパス
  • 受付:12:30-
  • 公式情報はこちらからご確認下さい.

 

プログラム

 

13:30-15:30

 

  • 分科会A 「政治学における質的比較分析(QCA)の実践」
    • 司会:日野愛郎(早稲田大学)
    • 報告:
      • 上谷直克(アジア経済研究所)/岡田勇(京都大学)「抗うのか、甘受するのか――反鉱物資源開発運動の発生条件について」
      • 藤田泰昌(長崎大学)「国際制度デザインを左右する要因群」
      • 新川匠郎(上智大学・ベルリン自由大学大学院)「公的な政党間合意を取り付ける政権のQCAを通じた再類型化――ドイツとオーストリアの州における政権成立の分析過程で」
    • 討論:石田淳(大阪経済大学)

 

  • 自由企画1 「東南アジア諸国におけるアカウンタビリティ・メカニズムの登場と民主化への影響」
    • 司会:片山裕(京都ノートルダム女子大学)
    • 報告:
      • 外山文子(京都大学)「タイにおける政治的アカウンタビリティ――独立機関における制度的諸問題」
      • 木場紗綾(神戸大学)「国軍の非戦闘任務における民軍強力と政軍関係――タイ、フィリピン、インドネシアの比較研究」
      • 伊賀司(京都大学)「現代マレーシアにおける政治的スキャンダルと社会的アカウンタビリティ――民主化移行期のニューメディアと野党の役割」
      • 見市建(岩手県立大学)「インドネシアにおける地方首長の台頭とアカウンタビリティの政治」
    • 討論:
      • 永井史男(大阪市立大学)
      • 高橋百合子(神戸大学)

 

  • 自由企画2 「政治変動における非言語的象徴」
    • 司会:酒井啓子(千葉大学)
    • 報告:
      • 半澤朝彦(明治学院大学)「ラ・マルセイエーズからエル・ジェネラルへ――政治の『物語』と視覚・聴覚」
      • 池内恵(東京大学)「革命象徴の簒奪と権威主義体制 の再構築――エジプト2013年7月3日クーデタへの道」
      • 福田宏(京都大学)「『東欧革命』への『長い』軌跡――『正常化』時代における非言語的象徴の機能」
    • 討論:
      • 芝崎祐典(筑波大学)
      • 山本信人(慶應義塾大学)

 

  • 自由論題1 「執政府と政治過程」
    • 司会:浅羽祐樹(新潟県立大学)
    • 報告:
      • 廣井多恵子(テキサス大学エルパソ校)「大統領制における連立政権のリスクと審議引き延ばしに関する考察――ブラジルの事例から」
      • 松本俊太(名城大学)「小泉純一郎は本当に大統領的首相では『ない』のか? ――55年体制期の『首相動静』データを用いた首相の行動の分析」
    • 討論:
      • 菊池啓一(日本貿易振興機構アジア経済研究所)
      • 菅原琢(東京大学)

 

  • 自由論題2 「比較政策研究」
    • 司会:稗田健志(大阪市立大学)
    • 報告:
      • 杉野綾子(東京大学大学院)「米国の規制行政――クリントン・オバマ政権下における協調型規制の試みと、その限界」
      • 縄倉晶雄(明治大学大学院)「人的資本の観点から見た農村地域近代化の阻害要因――韓国の稲作農家を主な事例として」
      • 早川有紀(東京大学大学院)「予防をめぐる化学物質政策の日欧比較分析」
    • 討論:安周栄(常葉大学)

 

16:00-18:00

 

  • 分科会B 「福祉国家と世論」
    • 司会:稗田健志(大阪市立大学)
    • 報告:
      • 角野隆則(オックスフォード大学大学院)「だれが再分配を支持するのか――国際社会調査データを用いた世論分析」
      • 矢内勇生(早稲田大学大学院)「経済格差と有権者の格差認識が再分配に及ぼす影響」
      • 筒井淳也(立命館大学)「政治的態度の国際比較研究における因果的分析と探査的分析」
    • 討論:
      • 平野浩(学習院大学)
      • 宮本太郎(中央大学)

 

  • 分科会C 「個人支配体制の地域間比較」
    • 司会:増原綾子(亜細亜大学)
    • 報告:
      • 佐藤章(アジア経済研究所)「民主化後アフリカの個人支配の変容?」
      • 岡田晃枝(東京大学)「中央アジアの民主化と『個人支配』体制」
      • 磯崎敦仁(慶應義塾大学)「北朝鮮の個人支配体制――社会主義と三代世襲の両立」
    • 討論:
      • 池内恵(東京大学)
      • 武田康裕(防衛大学校)

 

  • 自由企画3 「代議制民主主義の比較分析――日米韓三ヶ国比較」
    • 司会:谷口将紀(東京大学)
    • 報告:
      • 小林良彰(慶應義塾大学)「日本の代議制民主主義の機能に関する分析――参議院における公約と議会内投票の一貫性」
      • 鷲田任邦(東洋英和女学院大学)「米国の代議制民主主義の機能に関する分析――社会経済政策をめぐる公約と議会内投票の一貫性」
      • 金兌希(慶應義塾大学)「韓国の代議制民主主義の機能に関する分析――政治意識における帰結」
    • 討論:河田潤一(神戸学院大学)

 

  • 自由企画4 「中東イスラーム諸国の『民主化』過程における憲法裁判所の役割」
    • 司会:石黒大岳(アジア経済研究所)
    • 報告:
      • 金谷美紗(中東調査会)「民主化過程における司法府の政治化? ――エジプトの事例」
      • 井上あえか(就実大学)「パキスタン民主化における司法の役割」
      • 岩坂将充(日本学術振興会)「トルコにおける『民主化』と憲法裁判所――体制移行と正統性付与の観点から」
    • 討論:立花優(北海学園大学)

 

  • 自由論題3 「比較の中のアメリカ政治」
    • 司会・討論:前嶋和弘(上智大学)
    • 報告:
      • 梅川健(首都大学東京)「アメリカにおける三権分立制の変容――カーター政権における議会拒否権と署名時声明をめぐる大統領と議会の攻防を中心に」
      • 松井幸太(東京大学大学院)「米国における『労働権(right-to-work)』をめぐる法と政治――運動・普及・帰結」
      • 宮田智之(東京大学大学院)「グローバルな文脈におけるアメリカのシンクタンクの特徴」
    • 討論:菅原和行(釧路公立大学)

 

  • 自由論題4 「ヨーロッパにおける地域政策」
    • 司会・討論:若松邦弘(東京外国語大学)
    • 報告:
      • 奥野淳也(東京大学大学院)「近接比較の中の北欧『レギオン改革』――福祉国家再編期の政治プロセスを通して」
      • 川島佑介(名古屋大学大学院)「各層政府の政策志向と政策内容の形成および変化――事例研究:ロンドン・ドックランズ地区再開発」
      • 吉住修(熊本大学大学院・熊本市役所)「フランスの地域における市民社会と議会の新たな関係――参加・熟議と意見循環システム」
    • 討論:藪長千乃(東洋大学)

日本比較政治学会 (編) 『日本比較政治学会年報 15 事例比較からみる福祉政治』(ミネルヴァ書房、2013年)

 

 

目次

  • はじめに――事例比較から福祉政治をみることの意味(仙石学)
  • 1 日欧年金改革における福祉改革と福祉政治――比較事例分析からの接近(伊藤武)
  • 2 新興国における年金改革に関するアイデアと言説の政治――南アフリカとアルゼンチンの事例(宇佐見耕一・牧野久美子)
  • 3 福祉国家改革の非難回避政治――日英公的扶助制度改革の比較事例分析(西岡晋)
  • 4 政党競争空間の変容と福祉再編――先進工業18カ国における子育て支援施策の比較分析(稗田健志)
  • 5 ラテンアメリカにおける年金制度「再改革」――第一世代改革後の制度変容の視角から(馬場香織)
  • 6 医療制度改革の比較政治――日本・米国・英国における医療の標準化をめぐって(石垣千秋)
  • 7 オーストラリアとニュージーランドにおける福祉国家再編――分岐と収斂をめぐるダイナミズムの考察に向けて(加藤雅俊)
  • 8 スウェーデンとフランスにおける脱家族化への家族政策の転換(浅井亜希)

日本比較政治学会 第16回(2013年度)研究大会 2日目

 

要領

  • 日時:2013年6月23日(日)
  • 会場:神戸大学
  • 公式情報はこちらからご確認下さい.

 

プログラム

10:00~12:00
  • 共通論題「体制転換/非転換の比較政治」
    • 司会:遠藤貢(東京大学)
    • 報告:
      • 宇山智彦(北海道大学)「権威主義体制論の新展開:旧ソ連地域研究からの貢献」
      • 浜中新吾(山形大学)「中東諸国の体制転換/非転換の論理」
      • 高橋百合子(神戸大学)「ラテンアメリカにおける体制転換の再検討」
    • 討論:
      • 玉田芳文(京都大学)
      • 武内進一(アジア経済研究所)

 

14:00~16:00
  • 分科会E「紛争と国家建設における軍・準軍事組織・治安機関の役割」
    • 司会:山尾大(九州大学)
    • 報告:
      • 落合雄彦(龍谷大学)「シエラレオネとリベリアにおける治安部門改革再考」
      • 末近浩太(立命館大学)「多宗派社会における国軍:レバノンの宗派制度と暴力装置」
      • 山田裕史(日本学術振興会)「内戦後のカンボジアにおける一党支配体制と国軍」
    • 討論:藤重博美(法政大学)

 

  • 自由企画4「政治変動と利害調整メカニズムの再構築:ラテンアメリカと東南アジアの経験、そして中東の課題」
    • 司会・討論:川村晃一(アジア経済研究所)
    • 報告:
      • 尾尻希和(東京女子大学)「リベラル・デモクラシーとポピュリズムにおける利害調整メカニズム:ラテンアメリカの事例」
      • 福岡侑希(早稲田大学)「東南アジアにおける『民主化』の再検討:エリート利益の再編成と取り残された『民衆』」
      • 金谷美紗(中東調査会)「移行期政治における利害調整メカニズム:エジプトの事例」

 

  • 自由企画5「欧州危機と国内政治―危機対応と内政の構造変化」
    • 報告・司会:八十田博人(共立女子大学)「イタリア実務家政権の危機対応と国内制度改革」
    • 報告:
      • 平田武(東北大学)「ハンガリアン・ラプソディの孤独:3分の2多数派権力とユーロ圏外における危機」
      • 森井裕一(東京大学)「ドイツにおける国内拘束の強まりと欧州統合への責務」
      • 横田正顕(東北大学)「ユーロ体制下の政治的トリレンマとスペイン・ポルトガルのデモクラシー」

 

  • 自由論題4「政府とボランタリーな領域の相克:ガバナンスの視点から
    • 司会・討論:安井宏樹(神戸大学)
    • 報告:
      • 縄倉晶雄(明治大学大学院)「非継続的農村政策の社会ネットワークに対する影響:韓国・セマウル運動の変化を事例として」
      • 櫛田久代(敬愛大学国際学部)「アラスカ州における石油流出事故防止対策と市民監視団体の役割」
      • 長谷川桃子(名古屋大学大学院)「『文化の民主化』と都市ガバナンス」
    • 討論:菅原和行(釧路公立大学)

 

  • 自由論題5「政党と議会」
    • 司会・討論:日野愛郎(早稲田大学)
    • 報告:
      • 西川賢(津田塾大学)「ドワイト・アイゼンハワー政権期の共和党運営、1953~1960年:イデオロギー対立と政党構築を中心に」
      • 渡辺容一郎(日本大学)「責任野党再建の手がかりとセレブリティ・ポリティクス:キャメロン保守党を事例として」
      • 菊池啓一(筑波大学)「議員行動と立法過程:アルゼンチン上院の事例から」
    • 討論:松本俊太(名城大学)

日本比較政治学会 第16回(2013年度)研究大会 1日目

 

要領

  • 日時:2013年6月22日(土)
  • 会場:神戸大学
  • 公式情報はこちらからご確認下さい.

 

プログラム

13:30~15:30
  • 分科会A「政党の支持調達における社会組織との関係の現状」
    • 司会:平島健司(東京大学)
    • 報告:
      • 古賀光生(立教大学)「ポピュリズムの組織化をめぐって:デンマークとノルウェーにおける進歩党の分岐」
      • 松尾秀哉(聖学院大学)「脱柱状化のなかの再柱状化?:ベルギーを事例に」
      • 永田智成(首都大学東京)「集票組織の不全とその代替案の模索:スペイン・カタルーニャ州議会の事例」
    • 討論:
      • 島田幸典(京都大学)
      • 大川千寿(熊本大学)

 

  • 分科会B「難民政策と政党政治」
    • 司会・討論:三竹直哉(駒澤大学)
    • 報告:
      • 大岡栄美(関西学院大学)「『安全』かつ『効率的』管理に向かう難民庇護:カナダ保守党政権による難民政策再編とその影響」
      • 東村紀子(大阪大学)「『難民庇護国』フランスのジレンマ:難民受入の可否をめぐる議論の諸潮流」
      • 杉田弘也(神奈川大学)「『タフで人道的』な難民対策の模索:オーストラリアのボート・ピープル政策」
    • 討論:西山隆行(甲南大学)

 

  • 自由企画1「戦後社会のなかのジャーナリズムと知識人:米欧日の比較政治史的考察」
    • 司会:松本礼二(早稲田大学)
    • 報告:
      • 吉田徹(北海道大学)「『ニューヨークレヴュー・オブ・ブックス』とトニー・ジャット」
      • 中村督(南山大学)「『ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』とフランス知識人」
      • 土倉莞爾(関西大学)「『世界』における清水幾太郎と社会学」
    • 討論:河合秀和(中部大学)

 

  • 自由論題1「統治の安定性」
    • 司会:酒井啓子(千葉大学)
    • 報告:
      • 渡辺(宮坂)綾(早稲田大学大学院)「制度変化を規定する政治インセンティブとその民族問題への影響:スリランカの制度改革の事例から」
      • 鷲田任邦(慶應義塾大学)「政治的資源配分の統合理論と実証分析:マレーシア長期政権を事例に」
      • 清水雅子(上智大学大学院)「非民主制下の半大統領制と政治的不安定:パレスチナ自治政府の執政内部の緊張と憲政危機」
    • 討論:川中豪(アジア経済研究所)

 

  • 自由論題2「部門間関係」
    • 司会:横田貴之(日本大学)
    • 報告:
      • 廣井多恵子(テキサス大学エルパソ校)/大森佐和(国際基督教大学)「拒否権プレーヤーとクーデターに対する脆弱性の検討」
      • 大前信也(同志社女子大学)「戦費調達に見る政軍関係―陸軍と議会」
      • 石黒大岳(九州大学)「アラブ諸国の政治変動における司法の役割:エジプトとクウェートにおける議会解散をめぐる政治過程」
    • 討論:
      • 鈴木絢女(福岡女子大学)
      • 小森雄太(明治大学)

 

16:00~18:00
  • 分科会C「開発途上国の社会運動と政治」
    • 司会:中村正志(アジア経済研究所)
    • 報告:
      • 青山弘之(東京外国語大学)「シリアの事例:社会運動をあきらめた社会:『アラブの春』波及後のシリア」
      • 上谷直克(アジア経済研究所)「「ポスト新自由主義期」ラテンアメリカの抗議運動:再政治化か、サブ政治化か」
      • 伊賀司(神戸大学)「ブルシ運動にみる現代マレーシアの社会運動と政治:オンライン・メディアの主流化と市民社会の変容」
    • 討論:浅見靖仁(一橋大学)

 

  • 分科会D「ラージNによる多数国比較」
    • 司会:曽我謙悟(神戸大学)
    • 報告:
      • 三上了(JICA研究所)「政治体制の差異がもたらす効果に関する計量分析」
      • 稗田健志(大阪市立大学)「積極的労働市場政策の比較政治経済学:先進工業18ヶ国における時系列国家間比較データの計量分析」
      • 藤村直史(神戸大学)「議会の構造は政策的帰結に影響を与えるのか? 委員会の強さと政府支出に関する39ヶ国比較研究」
    • 討論:粕谷祐子(慶應義塾大学)

 

  • 自由企画2「福祉国家と移民」
    • 司会:新川敏光(京都大学)
    • 報告:
      • 林成蔚(北海道大学)「家族主義福祉レジームの変容:台湾の外国人労働者政策を中心に」
      • 安周永(京都大学)「男性稼得者型モデルの衰退と移民政策の変化:日本と韓国の外国人労働者政策を中心に」
      • 加藤雅俊(立命館大学)「福祉国家の変容と移民政策:オーストラリアを事例として」
    • 討論:
      • 渡辺博明(大阪府立大学)
      • 水島治郎(千葉大学)

 

  • 自由企画3「政党というビジネス―中・東欧における政党の可塑性と固定性」
    • 司会:中田瑞穂(明治学院大学)
    • 報告:
      • 第一報告:藤嶋亮(神奈川大学)/成廣孝(岡山大学)「政党間競合と有権者の選好分布:ルーマニアとブルガリアの事例」
      • 第二報告:成廣孝(岡山大学)/中田瑞穂(明治学院大学)「東中欧における新党:政党システム、連合政権への影響を中心に」
    • 討論:網谷龍介(津田塾大学)

 

  • 自由論題3「福祉国家の変容と政治」
    • 司会:若松邦弘(東京外国語大学)
    • 報告:
      • 石川葉菜(東京大学大学院)「アメリカの福祉政策:ウェイバー条項の活用拡大の歴史」
      • 本田亜紗子(早稲田大学大学院)「党派性とEUから見たヨーロッパ福祉国家:イタリアにおける雇用政策の予備分析」
      • 千田航(北海道大学大学院)「家族政策の削減と再編のあいだ:1990年代フランスにおける『自由選択』の合意」
      • 角野隆則(大阪大学大学院)「現代西洋福祉国家における市民意識の分析」
    • 討論:田中拓道 (一橋大学)

日本比較政治学会 (編) 『日本比較政治学会年報 14 現代民主主義の再検討』(ミネルヴァ書房、2012年)

 

 

目次

  • はじめに――改めて問われる民主主義の「質」(大西裕)
  • 1章 アフリカにおける「民主化」経験と政治体制評価の新課題(遠藤貢)
  • 2章 ポスト社会主義圏における民主主義の質――体制転換後の分岐の規定要因に関する計量分析(久保慶一)
  • 3章 官僚制と民主制――数理モデルと計量分析による多数国比較を通じて(曽我謙悟)
  • 4章 台湾における政権交代と検察制度の独立性(松本充豊)
  • 5章 「優位政党」の盛衰と公的資源配分――多国間比較分析からみた集票効果の規定要因(鷲田任邦)
  • 6章 代議制民主主義の機能に関する計量分析――日本を事例として(小林良彰)
  • 7章 民主主義の質と国際的関与の関係(杉浦功一)
  • 8章 国民主権主義と自由主義――マレーシアにおける競争的権威主義体制の成立と持続(鈴木絢女)
  • 9章 弱者と民主主義――インド民主主義60年の実践(中溝和弥)

日本比較政治学会 第15回(2012年度)研究大会 2日目

 

要領

  • 会場:日本大学法学部(三崎町キャンパス)
  • 非会員の聴講料 1000円

 

http://www.jacpnet.org/03convention/convention2012.html

 

プログラム

  • 午前10:00~12:00

共通論題 「事例比較からみる福祉政治」

[司 会]

仙石学(西南学院大学)

[報 告]

伊藤武(専修大学)「福祉政治と福祉改革の間」

宇佐見耕一(アジア経済研究所)・牧野久美子(アジア経済研究所)「新興国における比較年金言説分析:南アフリカとアルゼンチンの事例」

西岡晋(金沢大学)「中央地方関係と福祉国家」

[討 論]

宮本太郎(北海道大学)

小川有美(立教大学)

 

  • 午後2:00~4:00

分科会E 「非民主主義国における議会の機能」

[司 会]

宇山智彦(北海道大学)

[報 告]

石黒大岳(神戸大学)「中東湾岸君主国における議会の役割」

加茂具樹(慶應義塾大学)「中国共産党の議会:政府の代理者と選挙区の代表者」

立花優(北海道大学・院)「旧ソ連諸国における支配政党を通じた議会統制」

[討 論]

村上勇介(京都大学)

自由企画6 「安全確保の政治学」

[司 会]

新川敏光(京都大学)

[報 告]

藤原帰一(東京大学)「セキュリティの政治 脅威概念の変化をどう実証するか」

城山英明(東京大学)「複合リスクマネジメントの体制とその政策過程」

平野聡(東京大学)「東アジアにおける安全観念の展開と国家体制」

[討 論]

木村幹(神戸大学)

渡邊啓貴(東京外国語大学)

自由企画7 「先進諸国における選挙と『投票率』をめぐる課題」

[司 会]

小林良彰(慶應義塾大学)

[報 告]

小野耕二(名古屋大学)「『投票率』をめぐる問題状況と対応策への政治学的視角」

神江伸介(香川大学)「21世紀政治参加における日本とアメリカの課題:明推協とANESから」

中井遼(早稲田大学)「民主化運動から低投票率へ:中東欧の世論調査分析」

[討 論]

河田潤一(大阪大学)

森正(愛知学院大学)

自由企画8 「『保守』のヨーロッパ:保守主義vs.キリスト教民主主義」

[司会・討論]

水島治郎(千葉大学)

[報 告]

今井貴子(成蹊大学)「イギリスにおける保守主義の現在」

作内由子(東京大学・院)「オランダにおける宗派諸政党と保守勢力との関係:1930年代を中心に」

板橋拓己(成蹊大学)「『西洋の救済』:ヨーロッパ統合史のなかの『保守主義vs.キリスト教民主主義』1925-1965年」

[討 論]

田口晃(北海学園大学)

自由企画9 「東南アジアにおける法の支配と民主主義」

[司 会]

日下渉(京都大学)

[報 告]

川村晃一(アジア経済研究所)「インドネシアにおける民主主義の安定と憲法裁判所」

外山文子(京都大学・院)「タイ:『法の支配』という大義名分による民主主義の破壊」

鈴木絢女(福岡女子大学)「競争的権威主義体制における裁判所:マレーシアにおける司法審査の研究」

[討 論]

上田知亮(龍谷大学)

自由論題3 「非民主主義国における政治」

[司会・討論]

伊東孝之

[報 告]

河合信晴(成蹊大学)「東ドイツ、SEDの『余暇政策』とその矛盾(1961-1980)」

豊田紳(早稲田大学・院)「独裁体制における部分的競争選挙導入の試みとその蹉跌:1937年ソ連および1965年メキシコを比較する」

[討 論]

中村正志(アジア経済研究所)

日本比較政治学会 第15回(2012年度)研究大会 1日目

 

要領

  • 会場:日本大学法学部(三崎町キャンパス)
  • 非会員の聴講料 1000円

 

 

プログラム

  • 午後1:30~3:30

分科会A 「権威主義体制の持続と崩壊:政治学方法論と地域間の対話」

[司 会]

浜中新吾(山形大学)

[報 告]

五十嵐誠一(千葉大学)「東アジアにおける体制変動の比較考察」

今井真士(慶應義塾大学・院)「憲法起草と『移行』:ポスト・ムバーラク期のエジプトにおける政党間の合従連衡」

笹岡伸矢(広島修道大学)「体制変動研究における地域間比較の可能性:ソ連崩壊研究とラージN研究の経験から」

[討 論]

上谷直克(アジア経済研究所)

自由企画1 「グローバル経済における東アジア諸国の課題:中所得国の罠、国内格差、福祉国家」

[司 会]

岡部恭宜(JICA研究所)

[報 告]

恒川惠市(政策研究大学院大学)「日本:長期的停滞の政治経済」

河野元子(政策研究大学院大学)「マレーシア:曲がり角にある多民族国家の政治経済システム」

岡部恭宜「中所得国のジレンマ:タイの事例」

[討 論]

大西裕(神戸大学)

松本充豊(天理大学)

自由企画2 「ジェンダー・クォータの政治学:北欧、ラテンアメリカ、韓国の比較」

[司会・討論]

三浦まり(上智大学)

[報 告]

衛藤幹子(法政大学)「クォータと女性運動:政治的男女平等をめぐる『スウェーデン・モデル』の検証」

菊池啓一(ピッツバーグ大学・院)「ジェンダー・クォータの立法過程への影響:アルゼンチンの事例を手がかりに」

申蒞榮(お茶の水大学)「クォータは女性の政治参加を促したのか?:韓国の例から」

自由企画3 「英米における第三政党の現在」

[司会・討論]

菅原和行(釧路公立大学)

[報 告]

渡辺容一郎(日本大学)「自由民主党との連立とキャメロン保守党」

廣瀬淳子(国会図書館)「ティーパーティ議員連盟の政策影響力の分析」

前嶋和弘(文教大学)「アメリカにおける第三政党の発展と限界」

[討 論]

安井宏樹(神戸大学)

自由論題1 「欧州における政党政治」

[司会・討論]

日野愛郎(早稲田大学)

[報 告]

杉村豪一(神戸大学・院)「欧州諸国における政党政治の展開と現在」

二宮元(一橋大学)「イギリス福祉国家と寛容な社会」

新川匠郎(上智大学・院)「なぜ、大連立政権が生じるのか:リヒテンシュタインに見る小国的特徴から考える」

[討 論]

成廣孝(岡山大学)

自由論題2 「福祉と労働をめぐる政治」

[司会・討論]

田中拓道(一橋大学)

[報 告]

秋朝礼恵(高崎経済大学)「スウェーデンにおける保育サービスの財政構造:普遍主義型福祉社会の理念と費用分担の変遷」

安周永(京都大学)「日本と韓国における外国人労働者政策の分岐:労働組合と市民団体の取り組みと提携」

矢内勇生(早稲田大学)「経済格差の認識と再分配の支持」

[討 論]

磯崎典世(学習院大学)

 

  • 午後4:00~6:00

分科会B 「政治発展と非公式制度:前世紀転換期のヨーロッパとラテンアメリカ」

[司 会]

横田正顕(東北大学)

[報 告]

岸川毅(上智大学)「19世紀ラテンアメリカの政治構造と非公式制度:メキシコの場合」

高橋利安(広島修道大学)「自由主義期イタリアの『トラスフォルミズモ』再考:pseudo-parliamentary system?」

藤嶋亮(神奈川大学)「南東欧諸国におけるポスト寡頭制への移行:ルーマニアを中心として」

[討 論]

出岡直也(慶應義塾大学)

分科会C 「新自由主義は各国・地域の政治をどのように変えたのか」

[司 会]

上谷直克(アジア経済研究所)

[報 告]

大西裕(神戸大学)「韓国における市場志向的政党組織改革のゆくえ」

篠崎英樹(慶應義塾大学)「新自由主義的経済改革と政党政治の変遷:アルゼンチンを事例に」

平野克己(アジア経済研究所)「開発論の変遷:サブサハラ・アフリカと市場主義、そして新自由主義」

[討 論]

林忠行(京都女子大学)

分科会D 「脱原発の比較政治」

[司 会]

堀江孝司(首都大学東京)

[報 告]

高橋進(龍谷大学)「原発とイタリア・デモクラシー」

畑山敏夫(佐賀大学)「フランスにおける原発と政治」

本田宏(北海学園大学)「脱原子力の政治と労働組合:ドイツと日本の比較の観点から」

[討 論]

渡辺博明(大阪府立大学)

尾内隆之(流通経済大学)

自由企画4 「多民族国家と連邦制:模範的モデルか、それとも分裂に向かう一つの段階か」

[司会・討論]

近藤康史(筑波大学)

[報 告]

松尾秀哉(聖学院大学)「ベルギーの政治空白と連邦化」

柳原克行(大同大学)「マルチナショナリズムとカナダ連邦制」

馬場優(立命館大学)「ケルンテン州の民族問題とオーストリア連邦制」

[討 論]

臼井陽一郎(新潟国際情報大学)

自由企画5 「非欧米諸国の統治システムにおける軍・治安機関の役割」

[司会・討論]

酒井啓子(東京外国語大学)

[報 告]

松永泰行(東京外国語大学)「イランとエジプトにおける軍事体制:役割の多角化過程の比較考察」

本名純(立命館大学)「民主主義体制下のインドネシアにみる国軍改革と治安の関係:分離主義、テロリズム、地域紛争のインパクト」

久保慶一(早稲田大学)「体制転換期における軍と治安機関の役割:ユーゴスラビアの事例を中心に」

[討 論]

大串和雄(東京大学)

池内恵(東京大学)